クズの兄弟はクズ

最近世界で何が起こっているのか、今日は何日の何曜日か、何もわからない。

春休みは私をどんどんダメにしているみたいだ。

 

そんな春休みも終盤、私はやっと帰省をした。久しぶりに寝る実家のベッドは心地のいいものだった。

 

…はずだった。

 

ベッドでいつものようにゴロゴロしていると、兄弟の怒声が聞こえてきた。

 

「おまえ、これ買うなって言ったよなぁ!!」「頭の中脳みそ入ってないのかよこのハゲが!!!」

 

好意でやったことを感謝するどころか難癖をつける始末。

これが親に対する態度とは思えない。

 

これが反抗期というやつなんだろうか…。

今まで大切に育ててくれた親に対する数々の暴言は、私の怒りを誘う。

 

私は一度だって親の首を締めたり、暴力を振るうことはなかった。

なのに私の兄弟は自分が世界で一番偉いんだと、亭主関白のように振る舞う。

 

親はそれを怒らずに軽く受け止めて流すだけ。

 

こんなの…おかしいよ……

 

その時。

 

ふと思ったのだ。

 

あれ?じゃあ自分はどうなんだ?

 

と。

 

今自分が勉強から離れてベッドの上でゴロゴロしてるのは果たして親を悲しませないのだろうか?

 

 

 

 

 

クズの兄弟はクズ。